阪急トラピックス関西  憧れのスイスフラワーハイキング9日間  2014/8/26〜9/3
(8) ユングフラフ・インターラーケン
9/1 インターラーケンのホテル「シティーオーバーランド」で連泊。
いつもは添乗員さんからインターネットwifiのパスワードを教えてもらうが、
このホテルは自分で愛想の悪いフロントお姉さんに聞いてみた。
”Please tell me the password of wifi.”
この会話だけ憶えていったら、通じました(笑)
どこも似たようなホテルの朝食。家で食べるのとほぼ同じようなもんだ。
海外旅行といっても1週間かそこいらなので、特に和食を食べたいということもなく
というか、食にかまってるヒマもないというところ。
本日は1日外歩きで、お天気もよくないので、カメラは一眼レフカメラとコンデジの2台のみ。
7時45分に少し雨が残る中をホテル出発。路線バスでインターラーケン西駅に向かった。

インターラーケンオスト駅でハイキングガイドさんと合流

ユングフラウに向かう登山鉄道8:25案内もなくいきなり発車する

車窓際のテーブルにはユングフラウのマップ
グリンデルワルトで電車乗りかえ、グルントからこのゴンドラに乗り、メンリッフェンからクライネ・シャイデックまで2時間のハイキングの予定だったが、ハイキング道が雪で埋もれて中止になってしまった。
ユングフラウ三山(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)を正面に見ながら絶景ハイキングのコースなのに残念。
ま、足元悪いし、何も見えない中を歩いてもしようがないけど。
気温8度でも風がないので寒くもなく、窓辺には夏の花ゼラニウムが咲いている。
再びグリンデルワルトまで戻って、黄色い電車に乗ってクライネ・シャイデックへ。
絵本のようなグリンデルワルトの村、家の作りはいろいろ取り決めがあるらしい。 クライネ・シャイデックが見えてきた。ここより上は新雪で真っ白になっている。
クライネ・シャイデックの駅(それにしてもドイツ語名は覚えにくい) 予定のハイキングの代わりに1時間ほど近場ウォーキング 霧雨の中、ぬかるんだ道にときどき牛さんの落し物が
雨にも雪にも氷にも負けず、けなげに咲き残る花花、悪条件にもめげず、けなげにカメラ撮るわたし。
30分ほど登った所にある人造湖。池を取り囲む岩には、アイガーで亡くなった登山家の名前が彫られている。日本人の名前もいくつかあった。
ほとりの元変電所の小さな建物「ヒルフリ館」は、アイガー北壁の登頂ル展示室になっている。
1967年今井通子さんがアイガーに登頂。初登頂ルートのひとつ、日本直登ルートとして記念標示されている。
今井さんは女性で初めて、アイガー、マッターホルン、グランドジョラスに登ったというすごい人なんですね。


スイスは乗り物が多いので、その都度添乗員さんから受け取ったカードを改札で通したり、検札に見せたりする。
2日間同じカードを使うときはいったん添乗員さんが回収することもあった。
ツアー客が失くした、見つからないと騒がれるより自分が預かっておいたほうが安心なんでしょう。
再発行は1万円近くかかるときもあるので、紛失しないように何度も念を押され、私はジッパーのあるトレッキングパンツのポケットにしまっていた。
今回のツアーと同じコースを個人で行くとなると、日程は倍かかるだろうなというくらいに乗り換えが多かった。
高山植物もそろそろ終わり、近くには山の作家の新田次郎さんの銘板もあり。


クライネシャイデック駅レストランのランチ、スープとハムステーキとデザートのプリン。
ボソボソのご飯は美味しくないです。やっぱり。
晴れ間が出て、グリンデルベルクの村がおもちゃみたい。

アイガー北壁の大きな看板にも日本直登コース(水色)あり
ランチ後にこの大看板と北壁を並べて見てみたいと、急いで駆けつけたが、やっぱり本物は姿を見せてくれなかった。

これが精いっぱい見えたアイガー北壁斜面の角度がすごい。
クライネ・シャイデックの駅(2061m)からユングフラウヨッホ(3454m)に向かう電車待ちドイツ人のおばさんが「どこから来たの?」と英語で話しかけてきた。ジャパンと答えたらtokyo?ノン、osakaと。何日間?とお互い片言英会話で通じるもんだ


赤い登山列車で登っていくと、さっきの人造湖が眼下に。
すぐにアイガーの山の中トンネルばかりになる。



途中駅で5分間停車してくれるので、アイガーのの岩壁にくり抜いた展望窓から外を見ることができる。
終点ユングフラウヨッホ。エレベーターで上がったスフィンクス展望台(3454m)はやっぱり雲の中で、冷たい風が吹きすさんで外に居られないし、ほとんど何も見えなかった。
中は周遊アトラクション風になっていて氷のトンネル、氷のくまさん、ユングフラ鉄道を考えついたおじさんの像、日本の赤ポストやら…
展望台でコンデジのバッテリーが切れてしまい、広角写真が撮れない!
これはKさんのコンデジに私のSDカードを入れて撮らしてもらった雲間の一瞬。
クライネ・シャイデック駅まで戻って、次は黄色い電車で東回りコースをウェンゲン方面に下って行く。
このあとは全て一眼レフの望遠ズーム50-250oだけだった。
アラモの砦かモニュメントバレー(見たことないけど)のような山のてっぺん。
相変わらず、山の上のほうは見えないけど、下界側は絶景。
大昔、氷河が削り取った深いU字谷の底を川が流れ、絶壁の断崖には行く筋もの滝が流れ落ちている。
この辺りだけで大小70いくつの滝がある。
これだけ高い所から落ちてくるけっこうな水量は、いったいどこに流れていくんだろう。
一番大きい滝はちゃんと名所になっていて、看板も駐車場もあるが、日本ならこんな滝1つあれば、観光名所間違いなし。
70本もあれば、どうということなし、なのかも。
滝と教会のツーショットのビューポイントでは電車もちょっと停車してくれる。
ラウターブルンネン駅で黄色から青い電車に乗り換え。
インターラーケン西駅で解散。路線バスでホテルまで帰るか大通りを歩いて帰るか。
もちろん歩きます。時刻は4時半、サマータイムなのでまだ十分に明るい。
夕食まで2時間あるので、ぶらぶら歩きながら途中でジェラートを食べ歩きしたり、お土産を見たり。
教会の前に大津市から贈られた日本庭園があったが、望遠レンズでは入らず。
カジノの建物も正面だけしか写らない。

大通りを歩く

町の公園でマラソンしている子どもたち
日が沈むころになって、やっと空の雲が消え去り、レストランに出かける途中、夕陽に染まるメンヒと
ユングフラウの真っ白な頂きが見えた。お店の入り口でせいいっぱい背伸びして。
ビルの上とか、もっと高い場所からだと大きく見えたんだろうけど。




夕食はチーズフォンデュならぬ、フォンデュシノワーズ。
煮たてたスープに串刺しのお肉を煮ながら食べる洋風鍋。
このお鍋で出るなら、チーズにしてくれよ〜
ご飯もボソボソのタイ米で不味かった。
概して、スイスは美味しいものはないような気がする。
ハイキング主体のツアーだから、豪華な食事は無理かと思うけど、全食事付なんやし、
1度くらいは美味しいもん食べたかったです。と最後のアンケートには書いておいた。
スイス観光も残り明日1日だけになってしまった。

1.マイエンフェルト〜サンモリッツ 2.ベルニナアルプス 3.ベルニナ特急ティラノ〜サンモリッツ
4.氷河特急・サースフェー 5.ツェルマット 6.ゴルナーグラート・マッターホルン
7..シャモニーモンブラン・ベルン 8.ユングフラウ・インターラーケン 9.ミューレン・アルメントフーベル


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