嵐から晴れへ  秋色の尾瀬 2 2006.10.7〜9 

10/8
5時半ごろに部屋のカーテンを開けると、昨日よりも激しい風雨になっている。
早く起き出してもしかたないので、また、お布団にもぐりこんだけれど、朝食は7時までに食べないとダメなので
しかたなしに食堂へ行ったら、最後の2人になっていた。
こんな雨の中、みんなどこへ行くのぉ?

とにかく、出かけてみるか。ザックは山小屋に預けて、雨具に身を固め、一眼レフカメラを懐に抱えて、尾瀬ヶ原に繰り出すことにした。

この悪天候なのに湿原はカラフルな雨具の列が続いている。

お天気が良かったら、ベンチも人だかりになっているのに
山の鼻植物研究見本園

こげ茶色になっているところもあり、草紅葉はこの週末でおしまいかな

地塘(ちとう)=湿原にある池のこと
尾瀬には大小約1000の池がある

灰色の空に覆われて、水面の色も冴えない。

雨具上下を着込んでいてもじっとり湿り、靴下までグチョグチョにぬれてきた、寒い。
この日は最高気温が7度少ししかなかったらしい。

山の鼻から30分歩いたところで、小さな川を渡る橋がある。
ここが水没していて足首まで水に浸かって渡らなければならない。
雨はますますひどくなり、渡れても引き返してくるときには橋も流れてるかも…
しばらく様子を見ている間に、よろけて落ちそうになった人1名。何か水際に落として必死に探してる人1名。ついに、水に落ちて腰まで浸かって引き上げられた人1名。
石橋叩いてもなかなか渡らない夫、腐った橋でも渡ってしまう私でもさすがに行く気が失せて、山小屋に引き返した。

しかし、手ぶらで帰れるか!根性でシャワーキャップをかけたキスデジで30枚ほどは写した。

   

行きのシャトルバスの中で、山のようなザックを背負ったワンゲル部のような高校生が数人乗っていた。
きっと、山の鼻のキャンプ場でテントを張ったんだと思う。

山小屋の部屋の中、あまりあったかくないお布団だったけど、あの子たちは、この激しい雨風、水浸しの中、一晩中どないしてたんやろうと…

テントは6張りほどあった。奥に見えるのが自炊場。

鳩待峠から歩いて1時間、尾瀬ヶ原の端っこの山の鼻植物研究園で充分に尾瀬の雰囲気が味わえる。

山小屋で1時間余り待機、天気は拡幅しそうになく、結局、あきらめて昼前には尾瀬ヶ原を後にして、鳩待峠へ戻った。

   

雨粒がレンズに飛んでくる

ズミの実

ヒツジグサ

     

至仏山のほうへ向かう?人

エゾリンドウ

雨に煙る山

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