黄葉の落葉松を辿って   上 高 地 1  2005.10/28〜29

11月にパソコンがダウンしたため、旅行記のアップが大幅に遅れました


上高地行きは都合、5回目である。
メンバーはニュージーランド同道の友だちと3人連れ。
ここは私にとっては何回も訪れたい所、ナンバーワンかツーになる。

大正池と穂高

大正池と穂高連峰

今回は朝夕に散策(写真撮りたいだけ?)したいのでJTB旅物語の上高地宿泊のツアーを選んだ。
上高地はホテルや山小屋の数が少なく、営業は春から秋までの半期だけである。
必然的に宿泊費は高いので、近辺の平湯湯泉などで宿泊になっているツアーが多い。
有名な帝国ホテルなんざ、2人で泊まれば両手いっぱい要るのでは?

信州旅行の時は、新幹線利用でも岐阜羽島からバスになるツアーが多く、今回も京都⇔岐阜羽島(新幹線)、バスで羽島⇔高山⇔上高地の往復の旅程。

1週間前から上高地河童橋ライブカメラと週間天気予報とにらめっこして、雨曇りの予報にひとり気をもむ日々。
友だちは「大丈夫やん」とまるで頓着なし。
予想に反して、出発日28日は快晴となるも…

大正池

大正池に黄葉を映す

高山の「飛騨の里」近くで昼食休憩。
オプションの昼食を予約しておくと、1200円で飛騨定食が用意されている。
お腹が空いてなかったので、山菜そばにしたら700円もした。
こういうツアーでは定食にしたほうがいいものを安く早く食べられる。

ここはバス駐車場も3ヶ所もあり、おおぜいの観光客がつめかけている。
バスの車体(名前・色・模様など)を見ておいて下さいと言われていたので、しっかりと覚えておいたのに、肝心の駐車場の場所をはっきり認識してなくて、5分ばかりウロウロオロオロしてしまった。
なんで、地図が覚えられへんのんか?

お土産は飛騨のさるぼぼのストラップ(身長2.5cm)
さるぼぼ人形は小さいほどかわいいと思う。
高山の町からは、うっすら新雪を乗せた乗鞍、穂高、槍ヶ岳をくっきりと望めた。

平湯、釜トンネルを抜けて、午後2時過ぎに上高地へ。
入り口の大正池、途中の帝国ホテル、終点の河童橋、どこで降りてもよく、荷物はホテルまで運んでもらえる。
カメラとレンズだけ持って、大正池で降りる。
あとは日が暮れるまでは自由行動。
同行の二人のうち、ひとりは上高地が初めてで、もう一人は雨ばっかりだったらしい。
大正池からの穂高岳連峰はまさに絵に書いたようなアルプス。
欲を言えば、もうちょっと雪が残っていて欲しかった。
25日のライブカメラはたっぷりの新雪でまさに「白きたおやかな峰」だったから。ホンマ惜しいとこやなぁ。

車中から見つけておいたビューポイント(右)までバス道を7、8分後戻りする。
こういうことは、もう、ほとんど私の独断と偏見で実行、何のこだわりもない二人は快く付いてきてくれる。
ここで撮った写真が、今回の旅行のベストショットになったので、私の目の付け所ってなかなかのもんね(って自分でほめてたり)
でも、せっかく行ってもたいしたことがないってこともよくあるけど、そういうときも、行ってみないと良いか悪いかわからんねんからと、ぜんぜんめげない懲りない人ではある。
やらないよりやってする後悔のほうがマシだから。

初めて上高地を訪れたとき、両側の緑深い山の間から岩だらけの高峰がそびえていて、本当に息をのむほど感動した。
ウェストンがヨーロッパの本場アルプスにちなんで日本アルプスと名づけたのもむべなるかな。

湖面

今回のベストショット

わずかに残る大正池の立ち枯れの木

大正池 大正池

木道 何度も歩いた大正池から田代池への散策路は、いつ来ても気持がいい。森の中の道、沼にかけられた木道、河原に沿った開けた道。
山と水と木と空、自然が凝縮されている。
ここに花があれば、いうことないけど、そこまでは欲深くはないつもり。

大正池の立ち枯れの木は、大正時代の焼岳噴火で梓川が堰き止められた時の名残である。
年月とともに、枯れ木は崩れ落ちて、本数が減っている。
国立公園だから、勝手に枯れ木を増やす細工をするわけにもいかんし。

時間を気にせずに、暗くなるまで自由に動けるが、ガイドさんから熊が出ることもあるので遅くならないようにと。

秋の日は短くて、3時を過ぎると谷間に影が広がってくる。

枯れ木

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