2008.7.10〜19    北海道の旅 4 花と緑を求めて

礼文島ハイキング その1

礼文島で定期刊行バスに乗る予定だったけど、4時間コースは売り切れ。
さて、どないしたもんやろ。

出口付近で若い子が手持ち看板のレンタカー案内を持っていて、4時間6000円
観光バス2人分ほどの値段だし、これにしたら?
手続き簡単、すぐに三菱の軽を借りられた。

さ、目指すは北の先っぽ。ストコン岬へ。
ツアーの募集でみると、スコトン岬ハイキング付と書いてあるので、礼文島の地名で唯一知っていたのがこのスコトン岬。

「スコトン岬でコンブソフトクリームを食べてみてね」と友だちからメールが来たが、
とてもじゃないけどソフトクリーム食べる気分でもなく、忘れてしまった。

雨はひどくもなく、パラパラだけど、とにかく、頭上の霧で見通しが悪く、海ももやもや鉛色。
気温は低いと思うけど、湿度が高くてひんやり感はなし。

駐車場から少し歩くと岬全体がカーブになるスコトン岬が見えるのだけど、霧のせいで全体像が見えない。

観光バスが行かないアワビコタンまで行って、また、少し、歩く。
このあと、車に乗り込んだときに、レンズキャップがないのに気づいた。
「ただでさえ、すぐ、落とすくせに、なんで、はずしたらちゃんとしまわへん」って夫から怒られた。

フードキャップは3500円もしたけど、レンズキャップは700円くらいだし、ま、いいやん。
けど、結果的に礼文の自然にゴミを落としてきたことになるから、少々申し訳ない。


たぶん、このあたりでレンズキャップ紛失

澄海岬(すかいみさき)
こんな名前始めて聞きました。
さすが、3月から下調べと予定作成に余念がなかった夫だ。礼文の観光地をしっかり把握していた。

各観光名所にはツアーバスが来ていて、そこそこ観光客も居るが、学校の夏休みも始まっていないし、まだまだ最盛期には程遠いのかな。

沖合いの岩にびっしりとウミネコが居た。

桃台、猫台展望台って何や?
要するに、猫岩と呼ばれる岩島が見られ、桃岩と呼ばれる岸壁を見ることのできる展望台なのです。
猫岩は霧の合間にときどき見えたが、桃岩はついに姿を現さず。
何といっても頭上10mを境に霧が張り付いている。

3時間半でレンタカーを返し、店のにいちゃんに林道入り口まで送ってもらって、「礼文林道コース」レブンウスユキソウ群生地までハイキングした。

道は軽なら車も通れる砂利道だけど(夏場雨のないときは砂埃にまみれそう)やっぱり、長距離を歩くにはトレッキングシューズが欲しい。
最後まで、靴に関しては後悔しっぱなし。

霧の中に浮かぶマチュピチュ?

地蔵岩
海岸に屏風のように薄い巨岩が突っ立っている。

ここの浜辺に咲いていたハマベンケイソウ

熊笹を段々畑状に刈り込んである。土壌保護のためかな?

利尻島はおろか、すぐ近くの海も見えないほどだけど、遊歩道のそばのレブンウスユキソウはかハッとする可憐さと気品を備えている。
私がせっせと写真を撮っている間、夫は森林監視員のおじさんと話をしていた。

礼文島には昔から花はあっても、特に、名前もなく、タダの花だったのに、今は花ブームでとてもにぎわっていると。
ちなみに、このおじさん、花の名前はぜんぜん知らないそうだ。よくそれで森林監視員が務まるなぁというところだけど、元役場の職員と違うか?というのが夫の見立てです。

礼文島はあちこちでこの監視員を見かけた。
それだけ、柵内に進入したり、高山植物の盗掘など多いんやろうね。

憧れのレブンウスユキソウ

林道をぐるっと回ったら、青空が見えてきた。
久し振りに青い空を見たような気持ち。


海岸通に下り、ここから宿までまだ4kmはあるかな。
コンビニっぽい何でも屋のお店でヨーグルトとお菓子を買って、公園のベンチで休憩。

空の半分が晴れて、半分が灰色だと、空の鏡である海もくっきりと二色分かれているのがおかしかった。

   

民宿「花心(はなしん) に到着

海の幸たっぷりの夕食

いつもはウニなんて食べたいとも思わないけど、
礼文島のバフンウニはとても甘くておいしかったー

夕食中に食堂の窓からチラッと見えた利尻島
晴れていたら、目前に利尻富士!どんなに絶景だろう。

 

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