小樽・雪灯りの道   雪 ま つ り (1)    2003.2.9〜11

「寒いぞー、すべるよー」とさんざん脅されて、
厚手のセーターを引っ張り出し、ダウンのコートに
大判ストール、モコモコ着ぶくれクマのいでたち。
滑り止め・防水・遠赤入りのブーツも新たに購入。
いざ、厳寒の北海道へ乗り込まん!
それなのに、もう、なんのこっちゃ…
平年よりも5〜8度も高くて、ただ、温かった。
我等が3人晴れ女。お天気には恵まれたもの、
これはこれで物足りなくはある。
地吹雪の北海道も体験したかった。
ぜいたく言うな!
千歳空港から快速で小樽へ直行。
いよいよ、北海道の生空気に触れて
厳しい寒さを実感〜のはずが、
現実は、手袋なしでも歩けたし、
融けだしたドロ雪が道の端に取り残されてる。
雪は全てをきれいに覆い隠してはくれぬ。
融けつつある雪はかなり汚い。

小樽は6年前の夏に訪れたときよりも一段と
にぎやかになっていて、冬の小樽を懸命に
アピールしてがんばっていた。
午後の小樽運河

小樽、小樽とさわぐけれど、
(小樽・札幌・函館は3大みどころになっている)
実質、そんなに見るところがあるわけじゃない。
2時間あれば歩いて回れる。ま、くたびれるけど。
小樽運河の遊歩道周辺と北一硝子等のお店通りね。
でも、運河を見渡せる撮影の好適地の橋の上は
三脚がぎっしりと立ち並んでいた。
そんなにエエ景色かいな? 

以前のお寿司屋さんがでかいビルに成長していた。
おすすめ握り10カン。ウフフ、どれから食べようかな?
私はおいしいモノや好きなモノを最後に残しておく人。
まず、一番、好きでないモノから食べる。
トリ貝で決まり。
トリ貝って何となくゴムみたいでなかなか口の中で
噛み切れないやん。噛む→切れる→噛む→切れるで
3回で喉に入ってしまった。
ホンモノのトリ貝ってこんなにやわらかなんだ。
次、トロ?これも噛む4回で胃袋へ。次、白身魚。
ここで、Kさんが「写真撮らへんの?」って言う。
そうそう、HPのせなきゃな。
たって、もう、3ヶ食べてしもたよ。ということで
撮影にあたって、空白部分はAちゃんや、
Kさんから拝借。ただし、なぜか、トリ貝だけは、
みんな食べてしまったあとだったんで、
写真は9カンしかありません。
小樽といえばお寿司

立つトリのあとを勤めるのはガリちゃん

生ボタンえびもおいしかったなぁ。
私、生のえびを皮むきすると手が痒くなるんだ。
これ食べて、口の中がアレルギー状態になったら
どうする?と躊躇したが、食欲には勝てず口の中へ。
とろとろととけてするりと胃袋に収まった。
口中細胞にはかゆみ探知がないのか?
さて、最後に残すべきものはウニか、アワビかで
おおいに迷ったけれど、アワビを先にいただきました。
そして、最後にウニ。
ウニって見てくれは決しておいしそうじゃない、
どっちかというと得体の知れない色と形である。
しかし、ご想像の通りのお味でございました。
新鮮な魚介は、結局のところ、味は無いに等しい。
甘味とかすかな磯味があるだけだ。
だから、みーんな似たような味で、違いといえば感触。
コリコリ、ぬるり、シコシコ、ふわふわ、とろり、
シャキシャキ、の歯ごたえというか、舌触りなんだね。
ま、寿司飯がもうちょっとおいしければ、というのが
私の乏しい食生活のエラそうな感想でした。
 
蒸気時計 

15分毎に蒸気が噴出し音階メロディーが鳴る。
カナダのバンクーバーにも同じモノがあった。
銘版を見れば、同じ人が作ったんだそう。納得。

                

              アイスキャンドル 

             氷で作られたキャンドルカバー
やさしい灯りが揺れる

     
2月の小樽は柔らかなろうそくの灯りで包まれる。
「雪灯りの道」イベント中で観光客が多い。
午後もそこそこだったけれど、夜のライトアップ時は
どこからやってきたかと思うくらいの人出であった。

        夜の小樽運河

    キャンドルを灯した浮玉が浮かぶ

運河沿いの道に市民が作った雪アートが連なる。
ミニ雪像や氷像、アイスキャンドルで飾られている。
その素人っぽい作りに、街をあげての気持ちが
伝わってきてほのぼのとする。
     

     その2(札幌)

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