寝坊すけの私がなぁんと5時には目覚めてしまった。 早寝すると、早く起きられるのだ。 ごく当たり前のことを身をもって実感する。 早々と朝食を済ませ、昼食のお弁当とお茶を受け取って6時過ぎにはザックかついで山の鼻を出発。 当然とばかりに重たいおにぎりも飲み物も全部夫のザックにほりこむ。 だって、私はカメラ関係で1.5kgだもん。
このあたりは池塘(ちとう)という小さな池や浮島が多い。
牛首十字路から左に曲がるとヨッピ橋に行くが、定番どおりにまっすぐ竜宮十字路をめざす。 今度そういう機会があれば、真っ赤のパーカーにまっ黄の帽子でも着て目印にしよう。 |
今日は尾瀬沼の東端を目指して、一番の長丁場の歩き(17q) 早朝の霧と露にぬれる尾瀬ヶ原 クモの巣も草もキラキラと 尾瀬のカメラマンたちはほとんど一眼レフと三脚を抱えている。
風がないと鏡のように映る池塘 野アザミとシモツケソウ |
西の至仏山がずいぶん遠くに見えるようになって、かなりの距離を歩いて来たようだ。↓
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夫のザックには小さな鈴がカラカラと音を立てているが、こんもんでは熊も避けてはくれへんだろう。 ここらへんはほとんど歩いている人もなく、山が迫っているので、いかにも出そう。 ヨッピ橋から東電小屋辺りは、よく熊が出没している。 熊除けの鐘が設置されていてガンガン叩いておいた。 もし、出合ったら、あわてず騒がず静かに後ずさりすること。 東電小屋で休息、ここでジュースパックとコーヒー缶を飲む。夫は売店の人に熱心に熊情報をたずねている。 このあと、見晴らしに出て尾瀬ヶ原ともお別れ、道は登りが続いて標高差270m高い尾瀬沼まで歩いていく。 尾瀬沼の周りを半周して沼尻(ぬしり)で休憩。 空はどんよりと曇ってきて、足も少しずつ重くなる。 尾瀬沼ヒュッテというのがあるので、ここでちょっと聞いてみよう。 トレッキングシューズがくるぶしに当たって痛かったので、 山小屋の窓辺に、「尾瀬撮影ガイド」と絵葉書を並べて。 |
で、ずずーっと見渡すと、ニッコウキスゲの中のベンチに見た人が座っている。 空模様が段々と怪しくなってきて、例によって、夫は一番風呂を目指して山小屋へ引き上げていった。 4時すぎから激しい夕立が降ってきて、夜の間、降ったり止んだりしていて、今夜は星空は望めない。 ここ尾瀬沼ヒュッテも山小屋ながら、共用トイレはウォッシュレットで快適。 |