花の旅  大雪山・富良野 (1) 2003.7.27〜29

大雪山旭岳 (つかの間の奇跡的な晴れ間)
  

花を求めて大雪山・富良野に行ってきました。
7月は全国的に冷夏曇天が続き、梅雨のない北海道もパッとしないお天気のようで
出発前から天気が気がかり。前日の天気予報では27日は雨マーク出てる!
「なぁに、私ら3人は晴れ女やー 今まで3人の旅で雨が降ったことなんて一度もないねん」と、
カラ元気を出して、とにかくも出発!
が、しかし、到着の千歳空港は厚く雲におおわれ、冷たい風がヒュー。
気温17℃。平地でこれじゃ、山はさぞかし…
千歳空港から大雪山ロープウェイまでバスで4時間近くかかる。
お天気はますます悪くなり、ロープウェイ乗り場の表示は「山頂→霧 視界→不良」
ロープウェイ降りたら、ガスでなぁんも見えない。
姿見の池一周ハイキングコースに出発するも、前方5メートルしか見えない。

それでも、足元の高山植物は可憐に咲いていて、ニンマリしてしまう。
カメラ、カメラ、オリンパスCAMEDIAの登場!

窪地には雪渓が残っていて
まわりにチングルマが群れ咲いている

イワブクロの群生

チングルマとエゾツガザクラ

姿見の池に着くと、突然、霧が晴れてきて、
旭岳が忽然と目の前に現れ
日光が降り注ぐ。

晴れると即あったかくなる。
あれは奇跡としかいいようがないわ。
「スゴイ!私らの晴れパワーを見よ」とはしゃぎまわった。
1時間足らずで一周してロープウェイ乗り場に戻るころには再びガスがたちこめてきて、
あたりはまた、一面の乳白色の世界に。
すれ違いのロープウェイに乗っている人たちに「今から行っても何も見えへんでー」とつぶやく。

このあと、大雪山ロープウェイから今夜の泊まり、十勝川温泉まで4時間もバスに揺られるとは
知る由もなく、「うわー!きれいに見えて良かったー」と無邪気に喜ぶ3人。

時刻はまもなく5時。「ホテルの到着は9時ごろです」と告げられて、どこに連れて行かれるん?
「花めぐりと秘湯の旅」というくらいなので、どんな山中辺鄙の地かと。

出発前は何となく十勝岳温泉と思っていたんだ。
地図を見ると、帯広のすぐ近くの音更町に十勝川温泉がある。

北の大地の夜行バス。ちょっといいこともあった。
帯広の近くで花火が見えた。
最初はバスの前方に小さく見えて、だんだんと近づいてきてしまいにはすぐ近くで
大きな花火が次から次へと打ち上げられる。
20分間もバス車中から花火を見続けられるなんて、さすが、北海道!でっかいどー
というより、ただ、さえぎるものがなんもないってことだけどね。

十勝川温泉は見た目フツーの大規模ホテル、どこが秘湯や!と言いたいくらいだが、
モール温泉という植物性温泉でまるで化粧水につかっているような「すべすべツルツル・美人湯」
走行距離555kmの汗を流し、9時に到着して11時過ぎには就寝… (-_-)zzz

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