南の島 hawaii  2016.1.24〜31  
1.ハワイ島へ

       関空発『ハワイ4島めぐり8日間』―クラブツーリズム

旅行好きの私でも海外旅行はまたちょっと敷居が高くて、いろいろな条件が揃わないとなかなか行きにくい面はある。
金銭的時間的な余裕はもちろんのこと、同行者(1人旅でないなら)と、本人の体力と意欲は必須、何より家族の健康と理解がないと出かけられない。
週2の仕事の年間給料を使い、日程をやりくりして、ちゃんと健康診断も受けておき、直前は骨折しないように自転車も慎重に乗り、旅行前の胃痛頭痛も振り切って、家のことは全く頓着せず(笑)無事に決行できた次第。

私以下、それぞれの夫は「飛行機怖い」「観光に興味がない」「長期旅行は体が不調」なので、これ幸いの旅行仲間である。

ハワイはもっと年を取ってからいつでも行けると思っていたが、欧州はテロや難民問題で物騒になり、今年、前倒しでハワイ行きとなった。
昔からホノルルにはほとんど興味がなく、ハワイ行くなら絶対ハワイ島!
そうせならハワイ4島まるごと行きたい!
ところが、4島パックツアーを探してみたら、かろうじて1ヶ月1、2回催行のクラブツーリズムのツアーがあるだけだった。
同じ内容のクルージングツアーもあるが、日数も金額も増えるし、ずーっと船は飽きる。

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夕刻のリムジンバスで関空へ。
鈍色の空の下、雪がちらつく酷寒の大阪から常夏の島へ、関空19:25発のハワイアン航空で出発。
参加者は中高年者17名、夫婦5組、母娘、一人旅2人、友だち連れは私たち3人のみだった。
ハワイまで約7時間弱。日本では真夜中の時間帯なのに、食事が2回出る。
せわしくて寝ていられない。


両替は為替レートが1ドル117円、2週間後は110円に下がった。



関空で夕食のきつねうどん
ハワイアン航空の機内食は品数も少ないしあまり美味しくないです。


ろくに寝られないうちに軽い朝食が出て、ほどなく現地時刻9時にホノルル空港到着。
機上時間6時間30分で着いた。偏西風のせいで意外に早い。

アメリカの入国審査は厳しいとは聞いていたが、列に並ぶ事1時間弱。
行先、目的、滞在期間など英語で聞かれるが、身振りと「I'm deaf」と言ったら、質問事項を書いた用紙(日本語英語表記)を見せてくれた。
外に出ると「わぁ、ぬくい!」胃痛頭痛腹痛もあっという間に消えた。



そのあと、スーツケースを受け取って、再び預けなおして、ホノルルからハワイ島コナ行きの飛行機に乗換えのためのセキュリティチェックを受ける。
靴を脱いで、X線マシンみたいな=ボディスキャナーのところで万歳したりと、これも厳しい。
このセキュリティチェックは各空港の搭乗ごとに受けるが、ボディスキャナーの場合と、ただの金属探知機ゲートの場合があり、その場で係員が適当に振り分けらるみたいで、指示通りにどっちかに進めばよい。
飛行機の乗換えのときも、添乗員さんの至れり尽くせりの先導があれば大丈夫だが、個人旅行では「あっち?どっち?」と絶対にオロオロすると思う。
    

ハワイ島コナ行き便出発までのんびり。野外の風が本当に気持ちがいい。
ブーゲンビリアが咲き、ハワイのあの木(モンキーポッド)の影。
日本でいうと、6月の梅雨入り前のカラッとした日のような。

         
ローカル色たっぷりのコナ空港


飛行機の窓から見えるハワイ島は真っ黒な溶岩の島である。


小さなジェット飛行機、 47分でハワイ島コナ空港到着。
カメハメハ大王の生まれた島である。
フラの像やウミガメのシンボルマークがお出迎え。
南の島のローカル空港、ゲートもチェックインも、荷物受取の
ターンテーブル(英語では Baggage claim )もドアのない平屋建屋内。
この開放感(大阪弁で開けらけ)がたまらなくいい。
思わず、懐かしのサモア島の歌を口ずさんでしまう。  

  ♪ 青い青い空だよ 雲のない空だよ サモアの島 常夏だよ
   …青い青い海だよ 海また海だよ サモアの島 常夏だよ
   …風はふく 静かな海 鳥が飛ぶ飛ぶ 波間をゆく… ♪





すぐ前に波がザブンザブンのロイヤルコナリゾート(↑カタカナでアリイタワー)

 
ホテルロビーに飾ってあったハワイアンキルト






マイクロバスでひとまずホテルへ。ここのレストランで昼食。
山盛りのパイナップルでお腹がふくれた。
フルーツや野菜さえあれば、どんな料理でも満足できる。
海のはたに建つわりと大き目のホテルは、レストランもバーもチェックインロビーも開けらけの場所で、吹き殴りの台風とか来たらどうするんやろ?
熱帯なのに蚊も飛んでない。


沖合いにはクルーズの大型客船「プライド・オブ・アメリカ号」
大型船が着岸できる港がないので、たぶん、停泊場所からははしけ船に乗って上陸するんだろうね。

昔に比べると教師の仕事は多忙になったが、添乗員もとても忙しそうだ。
部屋の案内や、翌日のスケジュールも毎日、プリントしてくれる。

部屋に落ち着いた後、添乗員さんがカイルアコナの街まで案内してくれた。
午後の陽射しがきつくて、私らはみんな長袖を羽織っているが、欧米人など外国人はみな、タンクトップやランニング、半パン、サンダルのむき出しで真っ赤っかである。
ゆるゆる歩きながら、気持ちのいい風が吹いて、全く蒸し暑くない。


ハワイ中どこにでもあるコンビニ・スーパーのABCストア
12年前にパラオに行った時のトラベラーズチェック400ドルが残っていて、今回使えるかどうかわからんけど持ってきた。
ガイドブックを見てもクレジットカードや現金は◎で、チェックは△になっている。
添乗員さんの話でも、ホノルルは使えると思うが、ハワイ島などは??だった。
試しに、コナのABCストアで最初の買い物にチェックを出してみたら、嫌な顔もされず、すんなり使えて、お釣りは現金でくれた。
ホノルルの免税店のほうがレジ扱いが面倒くさい顔をされた。

     

              小さなお店が並ぶショッピングモール

     

1837年完成のハワイでいちばん古いモクアイカウア教会

教会の前でギターを奏でる絵になるおじさん

1838年建立のフリヘエ宮殿はハワイ王族の別荘になった

海沿いに建つロイヤルコナリゾートホテル
       

帰り道は3人でぶらぶら歩き。
コナインショッピングビレッジ裏の浜辺に出て、防波堤(1mも無さそうな)に
座って夕日を眺める。
頭上にヤシの木が伸びて、気持ちのいい風がそよぐ。
ゆるやかに日が傾き、海に黄金の道ができ、そして、沈んで行った。     


         
    

7時、ホテルのレストランで夕食。
かつてのタイ米のようなことはないが、ちょっとボソボソでも一応はご飯。
野菜サラダもたっぷりで、とっても美味しいということはないものの、ふつうに晩ごはんでこれで充分。
部屋はスタンダードなツイン。クーラーが入っていたがOFFに。
3人だとエキストラベッドが入るので、スーツケースを広げるのに手狭になるが、いつも3人旅なので、交代のバスタイムもいたってスムーズである。
波の音が大きいのでうるさいかもしれない、と添乗員さんは言ってたが、友だち2人とも気にならなかったって。
暑くもない寒くもないハワイの夜が更けていく。
  

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