立山黒部の旅(1)  2015/9/24〜26

「立山の紅葉見に行こうか?」という夫の提案で「行く行く、どこでも行く」
言いだしっぺが夫の場合は、宿だけは私もいっしょに決めるけど、計画切符手配など全て夫任せなので楽々。
現地はほとんど車移動の場所もないので、今回はマイカーではなく、往復電車を使った。
シルバーウイーク中はこれでもか!というくらいの晴天続きだったのに、24日からは一転天候悪化。行く前からテンション下がる。
9/24
家を出るときから傘、京都駅7:38発の特急サンダーバードに乗車。
北陸新幹線開通前は、サンダーバードは富山まで運航していたが、新幹線開ができてからは金沢止まりになってしまった。金沢と富山の間は新幹線に乗り換えが要って、関西からはちょっと面倒くさい。
ピカピカの金沢駅で乗換え。


新幹線乗換えまで45分ほどあるので、待合室で時間調整後、夫が「もう、行くで」ってさっさと立ち上がり、どんどん行ってしまう。
改札口で「こっちや、早よ来い!」と身振りしているが、待合室のベンチの横に置かれたままのザックは誰が持つねんなぁ。
仕方ないから、私は自分のキャリーバッグを引きずりながら、ザックを肩に掛けてヨロヨロと改札口に向かったのであります。
「あ、忘れてた」だと。
たぶん、いつもマイカーなので、荷物は宿到着のときしか持たないから勘違いしたんやろと思うけど、あきれる。

北陸新幹線「はくたか」金沢10:31→黒部宇奈月温泉11:07
自由席はガラガラ。
  
新幹線の黒部宇奈月温泉で富山地方鉄道の新黒部駅に乗り換えて宇奈月へ。
この辺り、地名と駅名がかぶっているので、ややこしい。
宇奈月温泉の宿に荷物を預け、近くの食堂で蕎麦の昼食。
  

富山地方鉄道、略して富山地鉄ののんびりガタガタローカル線車両の広告に、懐かしのわが京阪電車特急。
ここ宇奈月線で「眺める2階席へ」という休日特別列車で運行している。
黒部峡谷鉄道は黒部川の電源開発のために作られた軌道で、昭和28年から観光鉄道として運転。

霧雨の中、トロッコ列車は宇奈月から終点欅平まで20km

途中に宇奈月ダムなど3つのダム湖がある

猿専用の吊り橋に

行きはオープン客車に乗って(少し寒い)、カメラパチパチ

途中の駅で対向列車が通過

人間用の吊り橋に
        
仏石が見えたり               鉄橋を渡ったり                 道路用の橋があったり

        
西洋のお城みたいな新柳河原発電所           出し平ダム         ちょっとスイス登山列車の雰囲気も 

夏なら途中下車して、温泉めぐりも良さそう

終点欅平、1時間20分は乗り応え十分。
  
欅平で散策、道の脇で温泉がチロチロ流れている。岩肌にしっとりミヤマリンドウ


ダイモンジソウが群生していた

人喰岩が頭上に覆いかぶさっている。途中で立ち止まらないようという標識あり。

真っ赤になったナナカマドの実

猿飛峡まで往復50分ほど。黒部川の奥、地理的には秘境であるが、流れは清滝やみたらい渓谷のようなもの(笑)


欅平14:12発、帰りは窓付客車、同じ景色で半分寝ていた
宇奈月温泉「延楽」で宿泊。
部屋にはそれほどこだわらないけど、スタンダードの部屋は禁煙室が取れず、しかたがないので禁煙特別室で申し込んだら、広いのなんの、坪庭まで付いている。別に要らんねんけど(笑)
霧雨に煙ってよう見えへんけど、窓から黒部川の流れが目前。
洗面室も洗面ボールが2つ並んでいる(4人使用なら便利)
夕食は部屋食、量もほどほど薄味で大変美味しくいただいた。
部屋食というのは、部屋に入って来られてしまう、料理の匂いがしみつく、運ばれてくる間に冷めたりする、食べ終わった後、なかなか片付かないetc.で好きではなかったけれど、ここはどれもクリアできて、ゆっくりテレビ見ながら(笑)くつろいで食べることができて良かった。   

白海老膳


広々大浴場の温泉に浸かり、翌日も雨模様みたいなので、朝は露天風呂にも入って、ゆっくりすることにしよう。

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