2008.7.10〜19    北海道の旅 2  花と緑を求めて

札幌から稚内へ

7/11

9:52雨の札幌に到着。
東改札口で友だちのJと待ち合わせ。
夫は、一人で札幌の町に消えた。(時計台まで行ってくれば?と勧めたのに、道がよくわからず、結局たどりつけなかたみたい)

私はまず、友だちの案内で、ヨドバシカメラへ行って、尾瀬で無くした一眼
レフkissのファインダーゴムと、東京で壊れたデジカメ記録用のCFカードを購入。無くしたものを買ったわけだが、このあと、礼文島でレンズキャップを落としたから、また、ヨドバシに行かなきゃ。トホホ

それから、JRタワーに上って、雨の札幌の町を見下ろした。
ビルの屋上が白っぽく浮いて、なんだか雪景色みたい。
札幌の友だちのBが働いてる病院はあそこだよ、とか、教えてもらった。

札幌市街
北大のポプラ並木も小さくかすんで

友だちとランチして別れ、札幌から稚内行きの特急サロベツ2号に 
乗り換えた。もう一仕事、乗りますか。                  

特急サロベツ

指定席を取っていたが、この指定席車両だけ車体が古いのか、何か臭くて(ヤニ臭?)たまらず、自由席車両に移動した。
外の塗装もひび割れてはがれかけて、なんだか、貧乏臭い特急だった。
ここから、4時間半、北の果てまでの道のりは本当に遠い。

   

それでも、白樺やクリスマスツリー型針葉樹の原野、牧場などの景色は北海道ならではのもの、流れる車窓を眺めるのは飽きない。

牧場

もうじき、稚内かな、というとき、突然海が見えて、海の向こうに、富士山が!
あ、利尻島や!あわてて、カメラを取り出して写した。
結局、全体の姿が見えたのはこれっきりの貴重な写真になった。
海の上にそそりたつ利尻岳、本当に印象的な山だ。

利尻島

18:11 北の果て稚内駅に到着。
誰でもわかっている名前のわっかない(稚内)。
鹿児島から3092.3km、直線距離だろうね。

駅舎はひなびて、駅前の建物も空き店舗が目立つ。
わびしげな曇り空で、空の上20m以上の部分に霧が立ち込めている。
駅前徒歩5分の「プチホテルジョイ 」にチェックイン。
ビジネスホテルなのに、なんかラブホみたいなネーミング。

 

夏の夕方はいつまでも明るく、さ、探検探検。
歩いて行けるところは稚内公園かな。
ホテルでもらった周辺地図を見ながら、公園まで登っていった。
ホテルから徒歩10分というのはどうやら公園入り口までのようで、そこから車道を15分くらいかけて登った。

車道の傍らに、キタキツネが2匹居た。

キタキツネ

夕闇に点々と広がる野生?の白いデージーが可憐。

 白樺とデージー 

「氷雪の門」 の像。樺太移民の慰霊と望郷の思いを表した像なんだそうだ。水平線の向こうの隙間に少し夕映えが見えた。

だいぶ薄暗くなったところでライトアップされた像。
見物客は私たち以外に2組あった。


海の夕映え

明日はお天気良くなる?という期待を持たせながら…
結局、ずーっと、旅の終わりの日まで朝日は拝めなかった。

気温は15度くらいしかないのに、寒くない。
湿度が高いのと風が全くないからかな。


稚内の街

公園からの帰り道、場末の居酒屋で夕食。
値段と味もふつうだったけど、ビジネスマン風のサラリーマンも何人か居て、稚内にもビジネスマンが居るのだと、ちょっと、びっくり。偏見ですね、これは。
明日は6時20分の礼文島行きのフェリーに乗らなきゃ。早寝。

 

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