新緑ウォーク  浄瑠璃寺〜岩船寺〜柳生の里  2003.5.5

浄瑠璃寺(九体寺)

住所は京都府になるが奈良圏内
本堂の中には九体の仏様が並んでいる
中でも吉祥天立像のお顔は
現代でも通じるような
ふっくらとやさしい美人である
(吉祥天立像は春秋に公開)

三重塔(国宝)

そんなに大きくないが
黄緑色のモミジの囲まれて
絵になるなぁ

シャガの花も咲いて
GW中なのに
混雑もしてなくて
静かでのどかな所だった
かなり暑かったけど

境内の散策路のそばに咲いていた
8〜10センチほどの妖しげな植物
実物にお目にかかるのは初めてだ

ギンリュウソウ(銀竜草)
ユウレイタケ(幽霊茸)ともいう

浄瑠璃寺〜岩船寺の辺りは
当尾(とうのお)と呼ばれ
野道や山道の際に石仏が散在
近辺には、昔の人でなくても
ちょっと何か彫ってみたいと思わせる
巨石がゴロゴロしている

一番有名な「わらい仏」
釈迦三尊
ああ、極楽浄土のお顔だな

岩船寺近くの道路沿いには
このような里の農産物のお店がたくさんある
多くは無人販売所で
お金を入れる箱がついてる
ここはオバサンが2人で
お店番をしていた。
ぶら下がっているのは
紅しょうが、漬物、にんにく、干し椎茸など
全て100円均一
トマトと山蕗と沢庵を買った
柳生の里の「一刀石」

ご存知柳生石舟斎宗厳(むねよし)が
山の中で天狗と戦ったときに
真っ二つに叩き切った…と
人の大きさと比べるとかなり大きい

デジカメのバッテリー切れで
柳生はたった1枚しか写せなかったけど
柳生一族についていろいろ
お勉強してきました。

次は柳生街道を歩いてみたいね

                   一刀石についての大疑問
この大岩は駐車場から20分以上歩いたかなりの山の中にあった。
前後左右、うっそうと木が茂っていて、薄暗い。なるほど、天狗が出そうな雰囲気だ。
ところが、近くの資料館に昭和の30年ごろの柳生の写真が掲示されていて、
その一刀石の写真には背後に稲わらの積んだのや岩の前にはのどかな田んぼ風景が写っている。
昔は山の中にあって、現在はまわりが田んぼになっているのなら、話はわかるけど、逆だよ。
クレーンで大岩を山奥まで運んでいったんやろうか?とても運べるようなシロモノではないで。
それとも、田んぼ減反のあと植林されて元の山奥に戻ったんだろうか?不思議だ〜

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