お花見いちばん  紀三井寺   2004.3.29

和歌山の紀三井寺といえば
関西でまっ先に開花する
桜一番寺である…はずなのに
今年は大阪市内のほうが早咲きで
29日現在では、まだ3分咲きだった

西国二番寺 本名は金剛宝寺
名前は超一流、超有名なお寺だから
どんだけ、豪壮なりっぱなお寺かと思うわね
屋根を見る分にはけっこうでかそうだけれど
のどかな田舎のお寺だ
石段を200段少し、ホイホイと駆け上がったら
広くない境内があって、もう本殿である
フツーはそこから奥殿まで
深ーい寺領があるやろに…
1本だけ景気づけのように満開の桜の木が
   さくらだよりに
名をはせる標準木は
まばらにちらほらと
咲いていた

実際は古老か
ご隠居のような
枯れ木寸前の古木
これじゃ、なかなか
咲かないわなー
いつまで
生きながらえることやら

   
    多宝塔

紀三井寺の中でいちばん古い
1449年建立

境内に芭蕉の句碑がある
「見あぐれば 桜しもうて 紀三井寺」
芭蕉翁もこの地にやってきたときは
すでにさくらは終いになっていたと
昔から桜花見は時期が肝心

門前のお土産店では
いろんなみかんが山積み
大好きなデコポンはここでも高いけど
新鮮さを買って10個1000円
民家の無人販売所で
清見オレンジ3個100円を2袋
冬みかん1袋100円
花見よりもみかんの買出しに
行ったようなもんか
重たかったー
     

   

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