マウントクック・フッカーバレー
往復4時間ほどのガイド付ハイキングで、種類はさほど多くはないが、NZ固有の珍しい高山植物に出会えた。
ラージ・マウンテン・デージー
デージーといえば、可憐な花を想像するけれど、NZのデージーは花の直径が10cm以上もある巨大なもので、葉っぱもガシガシといかついお化けデージー。
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NZ・ブルーベル つぼみは薄い紫色しているが、太陽を浴びて開ききると、ほとんでまっ白で1cmくらいのかわいい花。
このページの花はすべてNZ固有種であり、白い花ばかりである。
花に色がついていないので、NZでは昆虫、特に蝶の種類が少ないとのこと。
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オールド・マンズ・ビアード(おじいさんのひげ)
日当たりのいいところの樹の枝に、もじゃもじゃとぶらさがっている。サルオガセと同じく寄生植物。
むしりとってフラワーアレンジメントなどに使えそう。
もちろん、国立公園内は「何もとらない・残さない。とるのは写真、残すのは足跡だけ」ってことになっている。
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サウス・アイランド・エーデルワイス 教えてもらわないと、エーデルワイスってわからない
エーデルワイスもモコモコとひつじバージョンかな?
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マタゴオリ
この樹の鋭いとげを使って、マオリ族は縫い物をしたり、刺青をほったりした。
原野いたるところにこの樹が生えていて、服をひっかけたり、身体を傷つけたりするので、イギリス人はワイルドアイリッシュ(野蛮なアイルランド人)という呼び名をつけて気嫌いしたそうな。
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「それではここで、クエスチョンでーす」とガイド嬢
このマウントクックで霧にまかれて方角がわからなくなっても方角を知ることができます。いったいどんな方法をつかって方角を知ることができるのでしょうか?
」
NZ・ジェンシャン
フッカー谷の日当たりのよいところに生えていた
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「ハイ、○○が付いているほうが南ですか?」
ピンポーン!
ここマウントクックハイキングでガイドをやり始めてから
今まで誰も答えられなかったそうだ。
正解したのは、この私、パチパチ
南半球だから、苔のつくほうが南の方角にあたるわけ
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ワイルドスパニヤード
これも嫌われ者の植物で、葉がナイフの先のように
硬くとんがっていて、ブスリとやられる。
イギリス人はまたも、仲の悪かったスペインから
「野蛮なスペイン人」という名前をつけた。
自分らに都合のいい名前をつけるんやなあ。
ガイド嬢が「それでは、ここでクエスチョンでーす。
マオリ族はこの植物の根を非常食にしていました。
いったいどんな食べ物に似ているのでしょうか?」
答は欄外に…
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